さとちゃんの、だだだだだ駄ブログ

【ナナサト】ピアノの方、勢いまかせのどーでもいい話と、たまにライブのお知らせなど大事な告知もします。

無職の嗜み

無職になりました。

と言うよりは、正確には、7月28日より会社に行っておりません。

傷病手当金」とか「心療内科」とか「診断書」とか、自分に関わることなんてないだろうと思っていた言葉を、引っ掛かりもなく何度も口にするようになったな…と気付いた頃、正式に退職を決めました。

 

そんなわけで、無職です。

 

これまで、

消えては沸く疑問

抱えきれない不満

拭いきれない不安

とでも言い表せばいいのか、このどよどよとしたものは、どこでどんな仕事をしても常にありました。

それは、仕事や会社・職場に向き合うからこそのものでもあり、どこでどんな仕事をしても、付いて回るものと、これは今でも思っています。

 

心が疲弊して休職したり、そのまま退職した人は以前の同僚にも知人にもいたし、心が本当にダメージを受け続けたら、身体に異常をきたして日常生活すら難しくなるんだ、ということなんて、何らびっくりすることではなく、「そら、そうだろう」と思っていることです。

びっくりしたのは、私がそうなってしまったってことですよ。夫とも「まさか、私がねえ」と目を大きく開いて、「ねえ~」と首を傾げ合いながら、お酒を飲んだ日もありました。

 

ただし私は、「日常生活すら難しく」ということは全くなく、会社を休み始めたらあら不思議、朝ごはんが食べれる、昼ごはんも美味しい、夜ご飯と休日のご飯は以前と変わらず美味しい、

そんなもんでした。

 

診療内科に初めて行ったとき、涙を落とし続けながら話す私に先生は「あなたね、あなたが思ってる以上に悪いから、点滴していきなさい」と言いました。

 

「ガーン」とするでも「ホッ」とするでもなく、ただ「自分のことは自分がよくわかっている」って、当てになんないなあ、と思うだけでした。

 

社長とは2週間に1度ほど会いながら、状況や考えていることを話したり、会社や仕事のことをたくさん喋ったり(これまたおかしな話で、仕事が原因で休んでるくせに、仕事のことや会社のことは聞きたくなるし、話していても楽しいんです)

とにかく甘えさせてもらって、休み続けました。

 

7月末、8月、9月、10月、、と、季節の移ろいを最高に堪能させていただきました。

7月末に肌寒かったり、9月上旬に35℃予報を見たり、と思ったらズドーンと気温の低い日もあったり、「移ろい」なんて素敵な言葉を使えるのが、年々難しくなってるなあと思いました。

 

季節の移ろいを堪能って、毎日縁側でお茶すすってたわけではありませんよ。

 

ただ、ほぼほぼ好き勝手な毎日を過ごしていると、だんだんこの状態に居心地の悪さも感じてきます。

申し訳なさ。罪悪感。

 

いつ復帰できるんだろう?と考えるとまた胸が苦しくなるから、考えるのをやめる、という日々が続きます。

自分の気持ちをどう持っていったら、復帰できるだろう?と考えても、胸が苦しくなって考えるのをやめる、同じ道を辿ります。

 

あ、じゃあこれもう無理なんだわ。まず、会社は潔く辞めよう。

 

かくして私は正式に無職となり、かと言って先週・先月と変わらない毎日をそれなりに忙しく過ごしているわけです。

 

それにしたって、この居心地。すっきりいられない感じ。

 

仕事がつらくて休み始めたことや、会社を正式にやめることを、家族・両親はもちろん、親しい人にも機会があるたびに言っていますが、

やりとりした皆さんが、

「え、働かないでいることが、そんなにダメなの?ダメって思わなきゃならないことなの?」と言ってくれているように聞こえます。(というかストレートにそう言ってくれた人もいます)

 

私は、私が必要以上に「働いてない自分、ダメ」と思ってしまっているのかもと、ようやく思えました。私の、「働ける者、働かねばならぬ」という固定観念は、自覚がないまま相当固くなっていたのかもしれません。

周りの人たちが、ほぐしてくれてたこの数か月でした。

 

仕事はしたい、定年なんて言わず、健康ならば何歳までも仕事をして人に喜ばれたい、という気持ちは常にあります。

けども、たまに求人情報を眺めても、特に何か湧き上がるものもなく。

 

誰も急かしていない。むしろ「ゆっくり休め」と、最近でもまだ言ってくれる。

ならば、この状態に罪悪感をもって過ごすことはひたすらもったいないことで、後で思い返して「なんて有意義な期間だったんだろう」「あの頃のことがあるから、今の私は」と数年後に思い返せるようでありたい。

 

なので、この何もない期間をとことん楽しもうと、休み始めて3か月経とうとしている今日、本当に自分の心から、そう思ったのでした。

 

おしまい。

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