ストリートピアノの旅(後半、というか主に昼ごはん)
きたぜええええええ pic.twitter.com/38hPbH6CW5
— ヤマダユウコ (@satochan0817) September 24, 2020
エリアなかいちを後にして、セリオンに到着しました。思っていたより近かった。
トイレに行きたい、なんなら現金もおろしたい。途中のコンビニに寄ればいいのに、なんかどうもそれが億劫になってしまう秋田市内の交通量。ええ、田舎もんの証拠です。
ところでセリオンセリオンと言ってはいたけど、こちらは「セリオンリスタ」というんですね。実際に見てようやく理解しました。青空が映えるね。夜空も映えそうね。
セリオンリスタについて
秋田港のシンボル「ポートタワー」に隣接している覆い付き緑地(愛称セリオンリスタ)。ガラス張りの建物の中は、滝のせせらぎを主体とした憩いの場「雄物川源流ゾーン」、広場を主体とした賑わいのある空間「街のゾーン」、港や船をテーマとした華やかな「海のゾーン」の3つのゾーンで構成されている。
天井を仰いだ後、視線をおろすとこんな具合。
「リスタピアノはじめました」って看板がなきゃ、まさかこの奥にピアノがあるなんて思わないよなあ、と思いながら階段を上っていくと
電子ピアノが、あったんですが
あったんですが
あったんですがね
鍵盤に、枯れ葉がはらりと落ちていたり、土埃がちょっと付いてたりして
置かれてる椅子は「応接室で使わなくなった椅子」を一つだけ持ってきたような、どう見ても低めの椅子で、こちらも土埃で薄汚れているように見えて
さらには電源が入らなくて
電源ケーブルの先をたどって、看板のあった方まで一旦戻り、延長ケーブルが向かってそうな施設の壁の方へ近づいたところ
コンセント差込口の上に「使用禁止」のマーク。
なんじゃい。
ちょっとディスってしまいましたが、もう2箇所で弾いてきて「ストピ弾いたぞ」という充足感はあったし何よりお腹もすいていたので
セリオンリスタのストピ、これにて完了!
なんなら、本日のストピ、これにて完了!!
と、あとは完全に観光モードになる。
むかうは飯どころ。キャッシュは800円しかないぞ。
で、セリオンといえば、あのうどんじゃないですか。
平日にも関わらず、そして午後1時半頃にも関わらず、食べてる人がたくさんいた。
800円で十分いける。なんなら3杯食べれる。
けど、なぜか通り過ぎてしまった。ちょっと大勢の中に一人入り込んで、相席で食べる気分ではなかった(3密が心配でとか、そういうことではない)
で、セリオンの本タワー内に入り、1階をぷらぷらしてて、最初に目に入ったのは
そうよこれよ。海側に来たからには「海鮮」とか「海鮮」とか「海鮮」とか、こういうワードを欲しているわけよ。
けど、現金以外の支払いがいけそうな様子が伺えないのと(※実際はわかりません)
一人で、こんなお昼ごはん食べちゃって、いいのかなあ、と。
( ・ー・ )
このとき、朝に家を出るときから、自分で自分の中でひた隠しにしてきた「私一体、何やってるんだろう」という気持ちが
漏れないようにと両手を駆使して抑えていた隙間から出始めていて、そろそろどうにも抑えきれなくなっていて
( ・ω・ )
なんだか、しょぼんとしてしまっていたのです。
ボディーは真っ白なのに少し土っぽくなって枯れ葉が乗っているピアノの鍵盤を見たのが、もしかしたらそれを増長させたのかもしれない。
私は、、何をやってるんだろうと。
(´・ω・`)
家に一人いても、外で一人好きなピアノやドライブをしていても、行きつく気持ちは結局変わらないのだ。
だってそう思ってるんだから。「私は何をやってるんだろう」と。
(´;ω;`)
と、しょんぼりしながら、まず、この海鮮の店は現金が使えなきゃ大変な恥をかくからやめようという気持ちを第一線に、さらに館内の奥へ歩いていくと
セリオンキッチン というお店があったんですね。
ちらっと案内を見ると「お野菜たっぷりの農家レストラン」みたいな感じで書かれていて、このひと夏で、夫が作った夏野菜、飽きるほど食ったわとは正直思ったんですが
なんか、惹かれるものがあったのと、レジのところにPaypayマークが見えたので即決で中に入りました。
頼むものは決まって「自分が一番作らなそうなもの&好きなもの」ということで、
オリジナルの香草パン粉と特製ソース。エビフライとカキフライがのった贅沢なご飯!セリオン飯
というのにしたところですね、
割りばし割るの、いっつも下手!!!(ししとう一つ食べてからの撮影です)
これがね、とってもおいしかったんですよ。
コロナ対策で総菜ビュッフェは中止、代わりについてきた小鉢2種で、ここでも正直「ししとうかぁー、実家からもらいまくって、1日に20本も30本も食う日もあるわあー…」と思ったのですが
一品いっぴん、ししとうも、スパサラも、お味噌汁も、そしてメインのフライも、すごく美味しかったんですよ。
心も弱ってたんだろうな。
お腹もめちゃくちゃ減ってたしな。
というのがあるとしても、美味しかったんですよ。フライのエビと牡蠣が大きくて、ぷりっぷりだった。そして、オリジナルの香草パン粉というのがまたザクザクと、おいしかった。
夢中で食べました。
一片残さず完食。支払いしようとレジに行くと、伝票をテーブルに置きっぱなしにしていて、一人でホールの全業務を忙しくやってるお姉さんが取りにいってくれる。
いかに普段、券売機で食券買ってラーメン食うしか経験してないかって感じですよ。
で、お姉さんが不在の間、レジのところから厨房が見えて、おじさんシェフが一人で作っているようでした。目が合いました。もうちょい距離が近ければ、「むちゃくちゃ美味しかったです!」と大声で伝えたかった。
ならばホールのお姉さんに伝えればよかったんだけど、いざPaypayで支払いをしようとスマホを見たら、電池が極限まで減っていることに気付き、一瞬でそれどころでなくなった。
無事支払い完了。ほっ。
現金はせめて5000円は持ち歩こう。肝に銘じます。本当に美味しかったです。
高いところが好きなバカなので、もちろんタワー上階までのぼる。
いやあ~。都会や。
ところで今回びっくりしたんですが、本当にびっくりしたんですが、
鳥海山って、この辺からも見えるんですね!!!
横手の方から見るときれいな富士山型、本荘の方から見るとまた全然形が違うよね…
というくらいで、県南部の人しか拝めない姿かと思っていましたが、いやあ、なめてました。鳥海山の高さを。
男鹿半島と鳥海山がどっちも見えるなんて、贅沢過ぎるぜ、おい。
もちろん吉田君の残像にも会いに行く。
2018年11月かあ…
次女の1歳半ギャン泣きに自分もギャンギャンのたうち回っていたころです。思い出さない方がよかった…。
さて、美味しいごはんでお腹は膨れ、セリオンからの眺めを堪能して心はすっかり満たされ…たらどんなにいいかね。
けども確かに元気は少し戻った。車に戻ってスマホの充電もできた。
ということで、さらに北へ、道の駅てんのうを目指します。
(後半のさらに後半に続く)