さとちゃんの、だだだだだ駄ブログ

【ナナサト】ピアノの方、勢いまかせのどーでもいい話と、たまにライブのお知らせなど大事な告知もします。

【オリジナル】眠る青

果たしてナナサトでオリジナルを何曲出せるのかわからないけども、オリジナル曲についてもだらだら書いてみようかと。

と言うことでまずは「眠る青」

 

「青い空」とか「空の青」とか言いましても、それにはいろんないろんな色があり、私がこの曲の歌い出しで歌ってる空やら途中で出てくる空の青は、こんな具合か。

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過去の写真をあさってみたところ、これが出てきた。何時に撮ったものかはわかりませんが、とりあえず冬ですね。「眠る青」も、こんな感じの寒いときの歌詞になってます。

 

けどこれ、冬の空の青をモチーフに、とかそういうことではなく、この曲が生まれたきっかけは、一応、曲を作ろうという気持ちでピアノに向かっていて

たまたまG△7をじゃーんと弾いて、その次にGm6をじゃーんと鳴らしたとき

おおお…いい…!と自分でビリビリきてしまい、それを使った曲をこさえたいと思ったのが始まりなのでした。

ピアノに向かったらとりあえず鳴らす私の手癖の第一位はメジャーセブンスコードの私です。(1位もなにも、メジャーセブンスしかないのでは、私)

なので、G△7を鳴らしたのは咳払いとも変わらないような他愛もない行動なんだけど、そこからのマイナーシックスに行ったのが、私としてはこれまでなかったもので、それで、自分でもびっくりしたのでした。ビリビリ痺れました。どんだけ手癖の中だけでやってきたんだって話だけど。

 

で、しばらく、ゆっくり、じゃーーーーん‥‥じゃーーーん…と、G△7→Gm6を繰り返し繰り返し弾いては、その響きにうっとり、痺れの余韻もピリピリ感じながら、しばらく…しばらく弾いて

まずは、サビメロが出てきたのでした。で、サビ頭のF#の音を、何で発音したら一番気持ちいいかなと考えたとき、それは間違いなく「ア段」の音であって、

じゃあさらに、「さ」なのか「た」なのか「ら」なのか「あ」なのか‥‥考えたら、うーんこれは、「」だな!!と。

 

頭に「な」のつく言葉~♪

頭に「な」のつく言葉~♪

 

G△7に乗せるメロディーとしては三文字。「なみだ」「なまえ」「なふだ」…「ながい」、これだ!!「長い

じゃあ…何が長いの??時間?上司の話?鼻毛…?

Gm6に乗せるメロもやはり3文字。

ああここで、やっぱり、次の言葉の最初も「ア段」がいい…雨…

雨が」これでいこう。

 

かくして、サビ頭のワンフレーズ「長い雨が」が決まったところで

次どうするの…

で、どうなったかと言うと「積もる雪に何度落ちても」となりました。

外は冬。雪は積もっている。でも気温が高い日もあり、そんなとき雨になる。雨が雪の上に降る。

けど、それで簡単に融けるような雪じゃないんです!!!この豪雪地帯!!

 

と言いたい歌ではないんだけども、「長い雨が 積もる雪に何度落ちても

深く夢に沈み込んで溶けないもの 描き続ける」

まあ結果的に「そんな雨くらいじゃ溶けねえぜこの雪は」というのと

「何があっても、いいものは深い中にあって、いつまでもゆるゆると描かれ続けていくし、消えないし」みたいな雰囲気を無理やり言葉に変えました。ものが出来ました。

 

長い雨が、積もる雪に何度落ちても… ここで、実際の路面状況とか想像したらだめでよ!(自分に言ってる)

で、「じゃあ、いいものは深い中にあって、いつまでもゆるゆると描かれ続けていく、とやらを、残りのAメロBメロでどう詞にしていく…?」となるわけですが

その辺については、ひたすら、何となくウォンとしてなんとなくフゥンとしてモワン、ポワン、フィーン…と、何となく、思っていることや過去にみた情景や好きな言葉を撹拌させ、そうして曲ができました。

 

と、簡単に書いてはいるけども、全く曲作りの才に長けていないので、実際は髪の毛を掻きむしりながら地団駄踏みながら絶叫しながらひねり出したような…なので、産み出たときには超すっきりした!

出産かい。

ま、私は2度とも帝王切開なので、その辺の経験はないのですけども…。

 

それにしても、何となくウォンとしてなんとなくフゥンとしてモワン、ポワン、フィーン…と撹拌させて出来た曲、と語ってしまうように、なんとも抽象的で、結局何が言いたいのと言われると、「フゥ~~~~ン、ファォ~~~ン」とした雰囲気かな♪なんてふざけたようなことしか言えないんだけども

このツイートを見たときに、ああ、これ、これだよ、と、またビリビリ痺れるものを感じた。

ここでもまた、「そもそもこの雪青とは…」などと考えるのはナンナンナンセンスゥ~とごまかして、何となくウォンとしてなんとなくフゥンとしてモワン、ポワン、フィーン…とした雰囲気をお楽しみいただければ、これ幸いです。

 

 

眠る青

 

空を渡り終わった 三日月が満足げに

西の空へ 痩せた姿消す頃

水面に浮かんで光る 眩しい思い出は

少しだけ揺られ また眠る

 

凍てつく夜空に 星は自由に踊る

輝きを いつでも 捨てる強さ持ってる

 

長い雨が 積もる雪に何度落ちても

深く夢に沈み込んで 溶けないもの 描き続ける

 

眠りから覚める 朝もやの中のような

まどろみを いつでも 壊す強さ持ってる

 

長い雨が 積もる雪に何度落ちても

深く夢に沈み込んで 溶けないもの 描き続ける