さとちゃんの、だだだだだ駄ブログ

【ナナサト】ピアノの方、勢いまかせのどーでもいい話と、たまにライブのお知らせなど大事な告知もします。

タクシー観光の記録(後半)

 タクシー観光の記録(前半)はこちら 

 さて、タクシー観光が始まって40km近く走ってもらった。

さっき運転手さんと話した通り、さらに奥に進むか?

 

娘にどこ行きたい?と聞いても、もちろん「さあ?」である。このときまだ14時過ぎ。

16時に道の駅てんのうに戻ることを思えば、GAO方面を周り半島周遊もできたかもしれないけど、もうちょっとのんびりしてもいいなと思った。

それで、これまでに来た道をそのまま戻ってもらい、オガーレでゆっくりアイスでも食べてお土産でも見ることに。

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だんだん雲が増えてきて、海から青さもなくなってきた。

アップダウンの激しい道を走っているか、なんとなく伝わるでしょうか。

 

娘のリクエストで、再度波打ち際に寄る。

鵜ノ崎海岸、というところのちょっと手前らしい。

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私はしょっちゅう海を見ているから気にもならなかったけど、娘にしてみればこうやって海の水を触るのは4年ぶりになっていた。その間次女も生まれたしね。

祖父に「写真いっぱい撮って来いな」とデジカメを渡され、思い思いに撮ってた。

 

今は潮が満ちてるけど、潮が引けばどうたらこうたら、そんでずっと先までどうたらこうたら…と、私が最高に萌えるような話を運転手さんが教えてくれた。

再びタクシーに乗り込み、オガーレへ。

お土産を見たり、ジェラード食べたり、のんびりした。30分ほど運転手さんには駐車場で待っていただくことに。

 

ところで、これを書いている今、改めて秋田県ハイヤー協会のホームページを見直しているけど、こちらに書かれている観光タクシーのコースを見てみると

所要時間2時間・走行距離16kmとか、3時間・55kmとか。回るコースにもよるだろうけど、4時間かけて30㎞の距離をあちこち回るとか。

3時間で90km近く走ってもらう上に、30分もオガーレ駐車場で待っててもらうとか。

もしかして私はかなり型破りな(と言えばまだ少しは聞こえがいいけど)常識外れな、観光タクシーの利用の仕方をしちゃっているのだろうか。

…まー、いいか!

 

これは、男鹿の総合観光パンフレットの1ページ。

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今日見たときはこのショーケースはがらがらだった。そして「本日天候不良で漁に出られないため」と紙が貼られていた。

そういうこともあるのね、と、考えてみたら当たり前のことにも妙に感動。

 

さて旅の後半、オガーレを後にしたのが15時10分。位置的には、寒風山頂上まで車で行くにちょうどいいところにいるのだが、16時に道の駅てんのうに着くことを考えると厳しいだろうとのことで、ここは諦め、再度101号線を戻る。

「でもちょっと時間余っちゃうなあ」と運転手さんは言ってくれたけど、もう十分楽しませていただいたので、どこも寄らず向かってもらうことに。

 

今日は、この総合パンフレットに載っている地図を見ながら、運転手さんと「ここまで行ってみるか」とか「ここが、こうで」なんて話をしていた。

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これは、男鹿大橋のすぐ手前にある男鹿総合観光案内所 でもらってきたそう。わざわざ取りに行ってくれたのね。

そして、私たちが一緒に何度も広げて見た地図のページには、五社堂の他にも3つほど、何か電話番号がメモされていて、事前に用意してくれていた「カーナビに入力する候補」だったのかと思う。

男鹿を出る道中で、今日の道筋を振り返りたくて「もう一回見せてもらっていいですか?」と後ろから助手席のパンフレットに手を伸ばしたら、「持ってっていいよ」と、それをくれた。

 

帰宅してから気付いたのが、もらったこちらには運転手さんの手書きメモがなかった。最初から私にくれる分とガイド用と、2冊用意してくれたのかなあ。

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シャイ! (σ ゚ー゚)σ

嬉しい。
手書きのメモで、どこを書いてくれてたのか、ちゃんと見ればよかった。

 

予想通り15時40分には道の駅てんのうに到着。そこでお礼を言ってお別れ。

すると早々に、15時44分にタクシー事務所より電話あり。まさか車内に忘れ物でも?と思って慌てて出ると、毎度の女性からで「今日はどうでした?楽しんでもらえましたかー?」と。

ちょ、もうちょっと余韻に浸る時間くださいw

 

ええそれは、とてもとても。しかも、運転手さん、いっぱいいろんなこと教えてくれましたよ。全然シャイとかじゃないですよ、楽しかったです。ありがとうございました。と、100%満足の本当の気持ちを伝えたところ

「あら本当ー、シャイでねがった?私、そこだけ本当に心配で。大丈夫だべがー楽しい旅行になるべがーって心配で」って。ねえ普段どれだけシャイでいらっしゃるの。

 

さて、タクシー観光の3時間を振り返り、「観光」「観光地」「観光ガイド」ということについてぼんやり考えていた。

「今日どこ行ってきた?」と聞かれて、有名な観光地である「寒風山」「男鹿水族館GAO」「なまはげ館」「ゴジラ岩」「入道崎」等々言えるような行程ならば、それももちろん楽しかったと思う。今日の3時間で全部行くのは到底無理だけど。

今日私たちが立ち寄ったのを敢えて書くなら、「五社堂の入口」「鵜ノ崎海岸のちょっと手前」「カンカネ洞の案内が書かれてた見晴らしのいい駐車場」「オガーレ」。

「ガイドブックに載ってる観光地に来たよ!イエイ」的なところはオガーレのみ。

 

午前中はセリオンに立ち寄り、それから道の駅てんのうに移動して、そこで昼食をとってからのタクシー観光だったわけだが、娘に「どこが一番楽しかった?」と聞くと、満面の笑みで「海!波の近くまで行った海!」と即答した。

私も、思い出す風景は、車窓すぐそこにある海だったり、一部分際立つ色になっていた紅葉だったり、地元とはまた全然違う街並みだったり、高いところから見下ろす海のグラデーションだったり

名称が特別なくてパンフレットにも載らないようなところが、意外にも「あの旅行の記憶」としてずっと残っていくんだろうなと思う。(あくまで私個人の考えで、旅行好きな人にとってはもう一つ踏み入った、別の感覚があると思うけど。)

 

なので、こちらにあるような「観光タクシーの旅」とは似ても似つかぬものになってしまったんだろうけど、とにかく娘も私もいい思い出を作れた体験となりました。

改めて、秋田県ハイヤー協会様、新昭和タクシー様、ありがとうございました。

「そうでなくてさあ!もっと観光名所を宣伝して欲しいんだよぉぉぅ!」とヤキモキさせてしまったらすみません…人選ミスということで…

スカイタワーでピアノちょっと弾いて、本日おしまい。

本当にありがとうございました。

 

そもそも、これに申し込むきっかけはこちら。

nanasato.hateblo.jp